shimmer

色塗りも億劫な落書きを２つ。

３連休のうち二日は電車で小一時間、西や東の公園を散歩して過ごしました。
ツクツクボウシがなく森のような公園と、どんぐりがたっくさんおっこちている公園と。
経済的にも体力的にもジム通いは無理ですが、コーヒーや茶を手に小一時間の散歩であれば楽しく続けられる気がしています。
何よりそのあと食べるものの美味しさがぐんと増す。

今日は中秋の名月だということをグーグル先生と家計簿のカレンダーで知りました。
しかし今日は昼間に陽を浴びすぎたせいか、頭が痛く、食欲もさしてない。
お団子なし、頭痛薬と水でお月見と洒落込む。
ベランダから綺麗な月が見られます。
外の風のひんやり気持ちいいのと、金木犀がほのかにかおる一瞬が嬉しい。
今年は秋刀魚が美味しいらしい。梨も当たり年のよう。
酷暑と自然災害と、続けざまで疲弊した人々に、良く実った食べ物や旬の美味しい幸が元気をくれるといい。
今年のお盆は帰省せず、ずらしてとった休暇で一人お墓参りへ行きました。藪蚊の巣窟になってる小高い場所にある。
良い香りの線香を奮発したかわりに、手を合わせて少し不謹慎なお祈りをしました。
帰省するたびに、家族に会うたびに、血の繋がった人の老い方を見るたびに、それが醜態を帯びていればいるほど、その遺伝子を少なからず受け継いでいる自分にもこういうことが起こりうるのでは、
と、恐怖を禁じえないこと。老いては引き際を見極めることも、惜しまれる猶予があるうちに去る潔さも、きっと大事なことなのだと思う…という類の話（祈りではなくなってしまった）などなど、こういう話は、生きている人にはとてもできない。会ったこともない先祖にしか打ち明けられない。

長居はせずに、さっと飛行機に乗って真っ白な雲を何時間もくぐり抜け、また東へ帰ってきました。
実家の自室の本棚を掃除したついでに、百鬼夜行シリーズを回収、狂骨を再読しております。
狂骨と魍魎は、手元に分冊版しかなかったので新たに１冊版（というのかな）を仕入れることに。
カバーデザインが、かっこうよくなっている…！
地元の友人と焼肉で暑気払い、大雨の野外ライブ、そういう楽しいこともあった夏だと、忘れずにいられたらいい。