shimmer

この世の中には、胡散臭いものや、信頼関係を屁とも思っていない、そんな物事や人がいくつか存在します。
今年に入って短期間のうちに、それらによって数人の知人(もと友人であったもの)を失うことになりました。

MLMという言葉はこれをきっかけに知りました。
たちの悪いものです。人を囲い込んでどんどん苦しくさせるもの。
私のもと知人もそうでした。

「久しぶりにお茶しようよ、話したいことがいっぱいある」
という電話があり、わたしは単純にほいほいと承諾しました。
社会人になってからの悩みや楽しさを語らえると思ったからです。
けれど、ふたを開けばサイドビジネスに興味ないか、という話でした。
そんな話を、アップという知人のまた紹介者まで呼び出して（というより待ち伏せていたみたいです）二人で私に迫ろうとしました。

いいカモにされたんだな、もしこのことで縁が切れても何もこたえやしないからという理由で彼女が私を選んだのならば、そんな悲しいことはないと思いました。
その程度の存在だったから真っ先に選ばれたのかという失望がよぎりました。
しかし彼女は「私は悪いことしてない」との一点張りで、客観しすらしようとしません。
もう周りが見えていないその姿に恐怖すら覚えました。

結局、怖くてとてもじゃないけど一緒にそんなビジネスはできない、とお断りしましたが
そのあと意外なことでその悲しさとか恐さが蘇ってきてしまいます。

「お茶しようよ」が恐いのです。
誰から言われてもこの言葉が恐ろしい。
彼女のような意図を持っていない人からであっても、疑ってしまうようになりました。
もろくも人との信頼関係は、彼女の行為によって損害を受けているのだと、知りました。

損得勘定で人をはかっているひとの、こころはどうなっているのでしょうか。
私をそういう風に扱ったことで、私がどう思ったかなんて関係なく、自分が正しいとしか思っていない彼女は、いったい人生のなかで自分をどうはぐくんできたのでしょうか。
そればかりが疑問です。